物理的なことじゃなくて精神的な心の距離

タイトルは、Mr.Children SENSEアリーナツアー@マリンメッセ福岡1日目(多分)のアンコール時。

桜井さんが「もっと近くに…」と言って、
観客が期待にどよめき、慌てて訂正した時のセリフ。

Thanksgivingツアーでも花道に来るとき
「もっと皆さんの近くに、もっと心の内側に入っていきたい」的なことを言ってた。

『内面に迫りたい』
Mr.Childrenが、音を言葉を届けるときに
一人一人の聴衆と向き合おうとしていることをよく表していると思う。

心の距離を近付けるためにはどうしたらいいのか。
何度も繰り返し聞き込むだとか、
ライブに足を運んで聴くとか、
歌ってみたり演奏してみるだとか。
そんなことかな。

そうすることでその曲は、曲に込められた想いは、
確実に私達の血となり、肉となり、骨となるんだろう。
そうなってるとは思うのに。
自分の中にあるそれをいつも意識することは難しい。
大切なことをたくさん教えてくれるMr.Children
その一言一言をもっと自分に染み込ませたいのに
いとも簡単に現実に飲み込まれて忘れそうになる。
まだまだ。
もっともっともっと一つになりたい。
自分のものにしたい。

いつかMr.Childrenから新しい音が届かなくなる日がくるだろうから。
その日までに桜井さんの思考をトレースして、Mr.Childrenの音を忘れないようにしたい。
そんなこと考えている。

ちゃんと覚えてるんだ

Mr.ChildrenThanksgiving25@熊本

いちばん印象に残っているのはJENの笑顔。
ドラムを叩いて楽しそうに笑う姿が一際心に残っている。
JENはいつでも楽しそうにプレイしてるけど、
なぜだか熊本の笑顔はすごく印象的だった。
憂いを帯びた曲でも切ないメロディでも笑顔なJEN。
とても心地いいんだろうなと思う。
JENの笑顔からはバンドへの愛が感じられて、
本当に素敵なバンドだなと改めて実感する。

そしてナカケー。
静かに熱くプレイする姿に滲む情熱。
実はメンバー1熱い男だなと思う。

熊本公演はあまり覚えていない。
アリーナで人に埋もれて見えづらかったのもある。
収録っていうことで少し盛り上げを意識してしまったのもある。
4回目の公演だったのもある。

でも一つ強く感じたことは、桜井さん年とったなーということ。
Mr.Childrenを追いかけ始めて約10年。
これまであまり変わらないなーと思っていた。
でも熊本公演の桜井さんは全力を出しきっていたこともあってか
いつもより老けてみえた。
そして私も同じ分だけ年をとったんだと気付いた。
お互い一緒に年を重ねたんだ。

これだけの長丁場をこのテンションでできるのは
今回のツアーが最期になるんだろうと
そんな強い予感を感じながら、
それでも一生懸命今を生きるしかないと言い聞かせてライブを聞いていた。

あんまりライブは覚えていない。
でもライブで感じたことは残っていて、
それを大切にしたいと思うこの頃。f:id:mchilmother:20170914225536j:plain

君の分までもてるかも

Mr.Childrenのボーカルは桜井さん一人。
(たまにドラムの方も歌うけどw)

しかも桜井さんはめちゃくちゃ声の高いボーカリスト
Thanksgiving25も後半公演でマシュマロをカットしたように
あの長丁場は途中の休憩入れてもきついはず。

そしてふと気付く。
ウカスカジーって二人で歌うじゃん。
二人で歌うと全然喉の負担違うよね。
二人だからこその大変さもあるだろうけど。
増えていった荷物も二人でなら持てるかな。

体という楽器は本当に難しい。
少しでも長く奏でてほしい。

馴染まないとか言っときながら
Mr.Children以外のライブ(対バンHEATWAVE除く)は
10年ぶりとかなのでドキドキしてる。

ぜひ帰りは豚骨ラーメンやもつ鍋で
喉に油分をとってほしいな。

さて、ミファンダの癖になるかわいさに負けたので
ミファンダぬいぐるみでも作ろうかな。

children

桜井さんは昔から
「僕たちが精子
リスナーである卵子のもとに曲が届いて
受精してそこで新たな意味が生まれる」
そんなイメージを繰り返し言っている。

それを念頭におくとMr.Children
childrenがとても意味深く
さまざまなメタファーを含んだもので
考え抜かれたものであるかのように聞こえる
(実際は違う)。

これまで幾度となく受精を繰り返してきた身としては(笑)
Mr.Childrenの音色は心地よく、
欲しいところに欲しい音がくるのだ。

さすが桜井さん、ここでこうくるよね、
それが最高だよね!といつも思う。

そして時に、そうきたかー!!
といい意味で予想を裏切ってくれる。
桜井和寿のすごいところは、
その裏切りがいつも絶妙に心地よく、
こっちが「してやられた!参った‼そうくるなんて…!!!でもそれがいい‼」となってしまうこと。

まだまだこんな見せ方もできるんだから‼と
桜井さんの幻聴が聴こえるほど、
それはもう見事に新たな可能性、無限の引き出しを見せてくれる。

それが楽しい。
そして嬉しい。
だから一つ一つの音がどんな顔を見せてくれるのか、
精子であるMr.Childrenはどんな表情、
どんなとりかたでその音を奏でてるのか。
それが見たくてライブに行く。

と、前振りが長くなったが、
つまりMr.Childrenのサウンドは
私にとってすごく心地よくて、
その絶対的なサウンドとバランスを私は常に求めているのだ。

そんな私は基本的にMr.Children以外の楽曲を受け付けない。
Mr.Children以外の音楽とは受精できないのだ。
もちろんMr.Children以外を全てシャットアウトしているわけではない。
しかし、しっくりこなさ、
違和感を感じることが多い。

そんな私だが、この頃終わりを常に意識している
という桜井和寿の今を追い求めたくて。
少しでも今を共有したくて。
最近聞いている音楽がある。
それがウカスカジーである。

しかし。
やはり馴染まないのだ。
ウカスカジーの音楽が悪いとかではない。
ただ私の聴く体勢が融通がきかないだけなのだろう。
どこか違和感を感じてしまう。
それはそれだけ私がMr.Childrenを好きだという裏返しかもしれない。

そうなることはわかっていた。
それでも、きっとMr.Children以外受け付けない私には
ウカスカジーが必要なんだと思った。

今回のツアータイトル「ポジティ部」を見たとき、
私に足りないものだと直感的に思ったのだ。
底抜けにHAPPYなコミュニケーション、
それこそ私に足りないもの。
そして内面を掘り下げ、常にアンビバレントな葛藤を歌うMr.Childrenでは得られないもの(笑)
だからウカスカジーで底抜けHAPPYになろうと思って
ライブに行くことを決めた。

一週間後、底抜けHAPPY野郎になってくる(予定)。

ちなみに「HAPPY HOUR」がHAPPY野郎に聴こえるんだ。

すぐ形で示してほしいとごねる

Thanksgivingは福岡のドーム2days、
スタジアムの広島、熊本に参加。

ドームはスタンド、
広島も中心寄りスタンド。
熊本はアリーナ。

ちなみに私はドームセトリが好き。
センユニからの箒星なんて
生きることへの希望とエールが感じられて
序盤から感極まる。

君が好きは、音が旋律が全てがとにかく大好き。
Anyや蒸し暑い日は
ブラスのアレンジがひたすらかっこよくて、
ホーン隊がいるからできる曲。
これをこのメンバーで公演してるのに
聞かないなんてありえない。

エビバデも終盤の盛り上がりに欠かせない。
そして何より。
サビでエレキを鳴らしたあと
腕をあげて横振りする桜井さんが
今ツアーNo.1大好き。

これがこんなにも素晴らしい曲たちが
スタジアムで消えるなんて…
ドームの時点では思いもしなかった。
広島のリハで他の曲を聞いたとき
めちゃくちゃショックを受けたのだった。

それからMCもドームの方が丁寧だったと思う。
ヒカリノアトリエの前の、
熊本地震をきっかけに曲を制作したっていうMC、
himawariの前の、
相反するものの美しさを歌ったというMC。
それらがスタジアムでなくなったのは惜しい…

全部収録してほしい。
ドームの映像作品ほしいな。
ドームの映像作品出すよね。
ドームの映像作品出さないなんてそんなわけないよね。
Mr.ChildrenThanksgiving25 DOME公演Blu-ray
Mr.ChildrenThanksgiving25 STADIUM公演Blu-ray
2枚組ディスクで発売してね!!!!!!!
なんて思わずにはいられない。

始まり

Mr.Childrenがデビューした1992年。
私もこの世にデビューした。

記憶に残ってる初めてのミスチル
小学校のマラソンタイムのBGMだったシーソーゲーム。
当時1年生だった私がアーティストやタイトルを知るはずもなく。
でも毎年マラソンタイムが開催される冬になると、
毎日聞くことになるその曲は脳裏に刻まれていた。

3年生くらいかな。
Mステの過去の名曲ランキング的なやつで、シーソーゲームが流れて。
その時初めて曲とミスチルが結び付いた。
そのことは記憶に残ってる。
身近な音楽と世間での音楽が初めて繋がった瞬間。

多分これが私の記憶にあるMr.Childrenとの出会い。
本当はもっと幼い頃にも聞いてるはず。
でも、だからシーソーゲームは私にとってちょっと特別。
Thanksgivingで聴けて嬉しかった。
未だに苦しいマラソンの風景が頭をよぎるけど。

365日のMr.Childrenへのラブレター

Mr.Children25周年ツアー、
Thanksgiving25が終わった。

胸がいっぱいでアウトプットしないと日常に差し支えると思ってブログ開設。

Mr.Childrenとの日々を刻んでいこうと思う。

とりあえず今一番思うのは、
Mr.Childrenが一日でも長く活動を続けられますように。

今しかない。過去でもなく未来でもなく今が大切。
そう分かっていても未来を願わずにはいられない。
少しずつ終わりを感じる頃だと思う。
色々な面でピークを越えつつあるんだろう。
でも退き時じゃない、まだ走れる‼
私も並走する!!!f:id:mchilmother:20170911221337j:plain